OpenBlockS の更新
VMWare で試験的に構築してきた Etch 環境ですが、ほぼ満足がいくレベルになってきたので、このあたりで切り上げて「本番」である OpenBlockS の更新にかかりたいと思います。
段取りとしては、
(1) OpenBlockS の更新に必要なファイルをダウンロードしておく
(2) OpenBlockS をネットから切り離す
(3) VMWare の環境を IP アドレスを変更して、一時的に代替に供する
(4) OpenBlockS の OS を更新 (再インストール)
(5) 設定作業
(6) VMWare 環境の IP アドレスを変更して、代替を解除
(7) OpenBlockS の IP を変更して、本番復帰
といった順番で行っていく感じです。
代替の VMWare は、ノート PC で動いているので、できれば (2) ~ (7) は 1 日程度で完了させることを目標にします、
作業は、以下のドキュメントを適当にアレンジしながら進めれば問題なさそうです。
ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OpenBlockS266/misc/plathome/etch-powerpc-obs266-YYYYMMDD-SS.txt
まず、必要なファイルをダウンロードしておきます。
元々 OpenBlockS の環境は、/home を、別パーティションで作成していたので、作業でミスして壊したりしなければ、更新後にもそのまま残るはずですし、作業中のワークとしても参照できるはずなので、インストール用のファイルやパッチ類は、直接 OpenBlockS から、wget でダウンロードすることにします。
OpenBlockS 266 用の最新ファームウェア: # wget ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OpenBlockS266/0.4-RELEASE-20070901/powerpc-obs266/installation-08/zImage.initrd.treeboot-product Etch のディスクイメージ: # wget ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OpenBlockS266/misc/plathome/etch-powerpc-obs266-20070410-0.tar.gz カーネルモジュール: # wget ftp://ftp.plathome.co.jp/pub/OpenBlockS266/0.4-RELEASE-20070901/powerpc-obs266/binary/kern.tgz
ダウンロードが済んだら、OpenBlockS にシリアルコンソールを繋いで、LAN ケーブルを抜きます。
で、VMWare の IP アドレスを変更してリブート。軽く DNS や、Web アクセスの確認をします...OK。
続いて、いよいよ OpenBlockS の入れ替えです。
ファームウェアをフラッシュに書き込んで、一旦フラッシュ起動に戻してリブートします。
# /usr/sbin/flashcfg -f zImage.initrd.treeboot-product # /usr/sbin/flashcfg -c initrd # shutdown -h now
起動したら、root パーティションを再フォーマットします。
引き継ぐ /home が、ext2 なので、root も、ext2 で作成することにします。
終わったら、作業のために仮マウントします。
# swap は、そのまま流用できるはずなので、特に再作成はしません。
# mke2fs /dev/hda1 # mount /dev/hda1 /mnt/root # mount /dev/hda3 /mnt/home
続いて、ディスクイメージを展開します。
# cd /mnt/root # tar zxpf /mnt/home/morisita/etch-powerpc-obs266-20070410-0.tar.gz
後は、fstab を自分の環境にあわせて変更します。
# vi etc/fstab /dev/hda1 / ext2 defaults 1 1 /dev/hda2 swap swap defaults 0 0 proc /proc proc defaults 0 0 /dev/hda3 /home ext2 defaults 1 1
# 手順だとここでカーネルモジュールの展開をしますが、私はサボってしまいました...(^^;;;;;;
仮マウントを解除して、HDD 起動に戻してリブートします。
# cd / # umount /mnt/root # umount /mnt/home # flashcfg -c hda1 # shutdown -h now
・・・問題なく起動したようなので、仮 IP アドレスでネットワークを設定して、LAN に繋ぎます。
とりあえず、apt-get ができるようにならないと話にならないので、DNS やゲートウェイの設定を行って、/etc/apt/sources.list を編集、apt-get update を実行します
・・・OK。
うまくいくようになりました。
ここまでくれば、後は試験のときに入れたのと同じパッケージを入れたり、ファイルをコピーしたり設定を行っていくだけのはずです・・・
・・・マシンスペックの関係で、予想外に時間がかかった以外は概ね順調に作業が進みます。OK。
最後、仮サーバを外して、OpenBlockS を再びサーバにします・・・
内部からのアクセス・・・OK。外部からのアクセス・・・ログを見る限りは、たぶん OK。
とりあえず、大丈夫のようです。
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